100％自分原因説

誰しもが、幼いころから目に見える現実に対して、心や気持ちの動きという目に見えない部分（世界）に向き合いながら生きています。

 

日常生活の中で起こった出来事に対して、思わず感情的になってしまい、「なんであんなことに」と後悔したり、誰かに相談したりなど、胸の内や頭の中にあるものを目の前の現実に見える世界で、どう行動するか・どう反応するか...こういったことで悩んだり心を痛めたり、この繰り返しをしてきました。

 

成人し、仕事をするようになり社会人としての活動や責任の範囲が広がると、更にいろんな自分の感情があらわれるようになりました。

多様化する役割に対し、やりがいや楽しさを実感するかたわら、いろんな葛藤が生まれていきました。

 

 

見える世界（現実）も、見えない世界（頭・心の中）も、いつも苦しいものでした。

そのうち、自分がなにを感じているのか、わからなくなっていることに気が付きました。

 

私は、生きていきやすくるため、安心して生きていくために、生きることについての定義や法則・考え方などの指針を探すようになりました。

 

「人生は、自分のあずかり知らないところで動いていくものだ」と思っていたからです。

 

スピリチュアルな世界へ傾倒したこともありました。

しかし、人生に対する漠然とした不安はぬぐえませんでした。

 

 

そんな中、100％自分原因説に出会いました。

「思考は現実化する？ホントにそうなのかな？」と頭で思いながらもその反面、「これは真実だ！」と心の奥で静かな確信を感じました。

 

ワークなどを通していろんな思い込みや過去の出来事の感情を洗い出し、思考の修正を重ねていく内に、常に抱えていた漠然とした不安や胸のもやもやが解消されていきました。

 

 

現実も平穏になり、その日の気分や思考によって起こる出来事が決まってくることを身をもって経験するようになりました。

そんな日々を重ね、思考は現実化するという意味を深めていきました。

 

セラピスト養成講座を進めていくと、いろんな思い込みや錯覚があることを知りました。

現実に自分の過去の思考を見つけられるようになると、ありのままの素の自分に戻っていくようになりました。

 

それにつれ、日常も思考もシンプルになっていきました。

 

具体的に言うと、たくさんあった思い込みのひとつは、「自分は真面目で頼りになる存在」というものでした。

 

いろんな自分をこれまでの人生でインストールしてきました。

それは、ときには自分の支えにもアイデンティティーにもなりましたが、本来の自分を制約し、自分を苦しめていることにもなりました。

 

そんな自分に気が付くことができ、そうであった自分自身を認めることができるようになりました。

 

そうやって、人も自分も受け入れられるようになりました。

 

 

当たり前のようにずっと感じていた漠然とした不安や閉塞感は、もうありません。

 

心が軽くなると、現実が望んだように動くのが早くなりました。

 

入手困難なチケットが手に入ったり、身体的変化もみられるようになってきました。

上手くいかなかったダイエットは、体重が落ちていきました。

ずっと気にしていた体のコンプレックスは、解消されました。

欲しいと思ったものは、手に入るようになりました。

意図して思考を送り出そうとしなくても「こうなったらいいな♡」と、ふと思ったことは、秒単位でやってくることもあります。

 

もう、人生は私の知らないところで勝手に動いていくものではありません。

 

いろんなことがこの100％自分原因説で好転して巡ってきますが、私にとっての１番のギフトは、これまでずっと見えない部分に向き合ってきたことに対し、納得のいく答えが得られたことです。